自動ドアの動く仕組みを知って
衝撃を受けたことが志望動機に。
文系出身の私が設計の仕事を志したのは、祖父が建設関係の仕事をしていた影響です。私が住んでいる実家も祖父が設計して建てたもので、小さい頃から建設業界を身近に感じていました。理系の勉強が苦手だったので文学部に進みましたが、就職活動のときに建設業界で働きたいという思いが強くなり、文系でも設計担当として採用してもらえる会社を探したのです。その中の1社がフルテックでした。自動ドアの会社で何を設計するんだろう?と思い、興味を持ったのです。
とにかく話を聞いてみようと説明会に参加し、自動ドアの動く仕組みを説明されて、大きな衝撃を受けました。今まで何気なく利用していた自動ドアの秘密を垣間見た驚きです。
設計の経験も知識もなかった私でしたが、自動ドアという製品の面白さに魅力を感じて、入社を志望しました。
見やすい図面に仕上げるため
自分なりにこだわって描く。
入社するまではCADも触ったことがなく、設計の基礎知識もないゼロベースの状態です。設計部に配属されてから先輩についてOJTで設計の基礎から学びました。細かい作業は得意だったので、図面を描くのは苦になりません。少しずつ慣れるうちに、わかりやすい図面を描くために工夫をすることが面白くなってきました。寸法線の配置や注釈を入れる場所を考えて書くことで、同じ図面でも見る人への伝わり方が変わるからです。以前、あるゼネコンさんの仕事を担当したときに、図面の精度が高くて現場の作業がやりやすかった、とほめてもらったときは、とてもうれしかったですね。
設計担当者は、常に10本から20本の案件を抱えているため、かなり先までスケジュールが決まっています。無理なスケジュール変更の要請は断りますし、どうしても間に合わせなければいけない場合は、部のみんなで手分けして間に合わせます。困ったときに助け合う風土も、当社のいいところだと思っています。
同じ製品は一つもないから毎日初めての壁を乗り越える。
自動ドアはオーダーメイド製品のため、まったく同じものを設計することがありません。お客様の要望に応える必要があり、周辺環境も考慮するため、毎日のように初めての壁にぶつかります。事例を参考にしたり、先輩に聞いたりしながら、自分のアイデアを生かす機会もあるので、この仕事の難しさと面白さは紙一重です。
仕様にもよりますが、だいたい自動ドア1本の設計にかかる時間は1日弱です。新規の依頼が来るたびに、作図納期・提出期限に間に合うように作業スケジュールを組みます。正確な納期をお客様にお伝えするために、設計に要する時間を予測するのも重要な仕事です。
今、今年配属された新人を指導していますが、教える過程で学んだり気付いたりすることが多く、自分の成長にもつながっています。学校で建築を専攻していなくても、設計の知識やスキルは入社してから十分に学べます。ものづくりが好きで設計に興味があるなら、安心して当社を目指してください。
設計部C.Sの一日
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8:30
出社
みんなでフロアを清掃した後に朝礼。メールと工程表をチェックして本日の業務予定を確認します。
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9:00
問い合わせ対応
営業や現場からの問い合わせに対応。必要に応じてメールや電話で返事をします。
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10:00
作図業務
本日の作業予定に合わせて図面を作成します。
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13:00
図面のチェック
新規に作成する図面や、現場の確認が終わって工場に送る図面をチェックします。
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14:00
作図業務
午前中の図面作成の続きを行います。
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17:30
退社
本日の作業予定を終えて退社します。